芸術が、中世の小路、職人の工房、ルネッサンスの宮殿の中に息づき、偉大な芸術家達、ミケランジェロ、レオナルド、ボッティチェッリが1つとなったメディチ家の記録が残る、ルネッサンス発祥の地、フィレンツェ。
ツアーはローマから北へ向かい、緑のテヴェレの谷、オリーブの木や葡萄畑に埋め尽くされた、丘の景色を見ながら進んでいきます。キャンティ丘陵をぬけ、アルノ川が流れるフィレンツェへと入っていきます。
フィレンツェではミケランジェロの傑作で有名なダビデ像があるアカデミア美術館の見学から始まります。その後、ガイドと共に徒歩で、旧市街内のブルネレスキの素晴らしいクーポラをもつサンタ・マリア・デル・フィオ―レ大聖堂、洗礼堂、ジョットーの鐘楼、フィレンツェの中心シニョーリア広場を観て廻ります。
昼食はレストランでトスカーナ料理をお召し上がり頂き、午後からは、サンタ・クローチェ広場を訪れます。この広場にある同名の教会には、ミケランジェロやその他有名な芸術家達が埋葬されています。更に、SCUOLA DEL CUOIO(革工のアトリエ)を見学した後、自由行動となります。中世の工房を思い起こさせる金細工の店など覗いてみては如何ですか?
5時頃にフィレンツェを出発し、ローマへと向かいます。
〜グリーンラインツアーズ・ツアーガイド、Mr.樋口さんからのおすすめコメント〜
ミケランジェロが巨像ダビデの製作に取り掛かったのは彼が26歳のとき、1501年のことです。ただこの彫像の依頼を最初に引き受けたのは彼ではなくフィレンツェのマエストロの一人アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョでそれは1464年に遡ります。
しかし困難を極める作業が予想された為、仕事は早々打ち切られ、次にアントニオ・ロッセッリーノの手に委ねられますが、結局彼も手を引いてしまいます。こうしてこの高さ5メートルを超える大理石の柱は無残な姿のままドゥオーモの中庭に置き去りにされていました。若干20歳だったミケランジェロがこの石の塊を初めて目にした時、そこに将来自分の創造するダビデを見たと言われています。彫刻の作業は秘密裏に、しかも彼一人によって進められました。
1504年に作品が完成すると町中の名立たる芸術家が招集され、このダビデを何処に展示すべきかを検討する芸術委員会が開かれました。当時のフィレンツェにはレオナルド・ダ・ヴィンチやサンドロ・ボッティチェッリなどが活躍していて、大論争の末ミケランジェロ自身の希望通り像はフィレンツェ市庁舎ヴェッキオ宮殿の正面玄関の前に置かれることになったのです。これに大反対をしたダ・ヴィンチの本当の理由は、若造ミケランジェロに対する嫉妬だったと言われています。
フィレンツェ到着後、私たちは現在ダビデが展示してあるアカデミア美術館を訪れその後市内観光を行います。昼食後はサンタ・クローチェ広場で一時間程度の自由時間が予定されています。